まだマスクが届きませんよ。
その昔ガッコで「国民主権」と言うのを聞いた覚えありますが、
あんなマスク欲しがった奴がどっかにいるなら出てこいや…。
まぁ、そんな事はどーでもいーとして、今日もヒマなんで思い出話を。
以前、中央構造線に沿って、国道152号線を走破しようと、
飯田市に泊まりながら旅した時のお話です。
遠州と信濃の境目なのですが、ここでは毎年遠州軍と信濃軍が、綱引きで国境を決めます。
この時は確か、2メートル遠州側に国境がズレてたな。
信濃が優勢で領土を広げてましたね。
この国道152号線は、中央構造線に沿っていて地盤がもろいもんで、
所々国道が途切れで林道に迂回している「酷道」としても有名です。
とは言え、開通区間は道も良く走りやすいですけどね。
迂回する林道も舗装路ですし。
だから終点が「塩尻」と言う話です。
んで、特にお赤飯まんじゅうを食べたいワケでもなきゃ、シチズンに義理があるワケでもない私が、
なぜ飯田に泊まったかと言うと、それは朝に、眺めたい景色があったから。
そこは遠山郷の山を駆け上がり、しばらく遊歩道を歩いた展望スポットで眺められます。
それがコチラです。
ど~ん。
下栗の里です。
最大斜度38度と言う山肌に、今でも質素な暮らしが存在します。
綺麗に晴れた翌朝だったので、雨の中走って来た甲斐もあって感動しましたね。
一体どんな事情があって、こんな所に住む気になったか不思議だったのですが、
縄文土器が出土するほど、太古から人が暮らしていたらしく、
自給自足で「交通の便」など無縁な時代なら、
南アルプスの雪解けで水に困らず、標高が高いと日照時間も長いから、
十分便利だったと言う事ですね。
ここにもあのマスクが届くのかと思うと、
「前例のない大胆な」冗談が、住民に通じるかどうか心配です…。