このところの日記

Just put Bluelet

旅でござんす

…て、朝起きたら雨…。まじか…。

昨日の晩まで、予報じゃ雨の「あ」の字もなかったのに…。

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シトシトと、失意の中始まった今回は、高山へ向かいます。

 

 

 

少々長い前置きになりますが、かいつまんで話しますと…。

 

ガッコで聞いた教えでは古事記日本書紀以外は全部インチキな」って言われたけど、古史古伝ってのは全国アチコチにあって、その一つ飛騨の口碑は、日本人のルーツが口伝で飛騨地方に残っているんだとか…。

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その口伝によると、神武天皇以前の超古代日本には、神代と言われる時代があり、日本列島にいくつかの王朝があった様だ…。

 

その中で、後の大和朝廷を作り、皇統を定めて王家の男子をスメラミコト(天皇)とし、現代日本の起源となったのが飛騨王朝(ウガヤフキアエズ朝)と言うらしい。(もちろん神武天皇も飛騨出身と言う事になる)

 

 

そんな古代王朝に想い巡らし、飛騨一ノ宮の水無神社へお参りしようと言うお話です。

 

 

 

 

…で、雨なんですが。

 

談合坂PAまでは寒くて最悪でしたが、笹子を越えて甲府盆地に入ると止みまして、そこからは足取り軽く諏訪湖SAまで。

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やれやれ…この道中もようやくひと段落だ。

 

と、思って雨具たたんでたら、まさか…。

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VFR interceptorが隣に停まる。

 

 

こんにちは。

あのですね、このバイクが商標登録してたので、私のが日本でインターセプターと名乗れなかったんですよ…。

と、しばし談笑。

 

 

 

ま、ひとまず信濃に入ったので、ようやく腹ごしらえ。

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この後は松本から安房峠(まだ冬季閉鎖なんでトンネル使います)北アルプス越えだ。

 

毎年、大型連休前にこのルートを走るのが好きなのですが、それは峠の前後が桜の季節なんですよ。

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松本より桜を眺めつつ山をかけ上がり、だんだん冬の様な寒さになります。

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平湯まで抜けると、そこはまだ雪が残ってますからね。

奥に見えるのは穂高岳かな。

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普段あまりお目にかからないせいか、北アルプスってのはナンかテンション上がるな…。

 

例年はここから神岡方面へ、富山へ下るのですが、今日は高山方面へ。

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このルートも残雪が美しく(クソ寒いけど…)気持ちが良かったです。

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そんでしばらく下るとまた桜…。

コレがたまらんのです。

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さて、この先が最初の目的地。日抱神社。

 

 

 

超古代飛騨の人々は、ヒダキノミタマシズメと言って、池の水面に映る太陽や月を見ながら、自然や先祖を敬い瞑想したそうな。

 

コレが神道のルーツなんですが、やがてその信仰が神社へ移り、日抱神社として唯一残るのがココ。

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かつては丹生川沿いに幾つもあったのですが、江戸期に紀伊からの入植があり、ココ以外は伊太祁曽神社へ改称してます。

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ヒダキノミタマシズメで開眼した悟りのような…霊力の様な力を持つ、アワノウワカタサマと言う人が、代々王朝を導いたのだそうな…。

 

 

 

 

そして先へ進み、次は日輪神社。

 

山そのものが御神体になっているのですが、かの竹内文書によると、人類が初めて作った元祖ピラミッドであり、今でも国内最強クラスのパワースポットらしい…。

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確かに、ただならぬ存在感があります。

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参道を登るとやがて拝殿があります。

扉は閉まってますが、自由に中に入って参拝して良いとの事。(写真は控えました…)

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そして本殿の裏手を登ると大きな岩がありまして、コレがピラミッドの証拠である太陽石なんだとか…。

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本来は山頂に置く物らしいのですが、いつの時代かに、意図的に壊した形跡があるとの話しです。

もちろん、それが何故かは分からず…。

 

ちなみに、このピラミッドを中心に世界を16の方角に分けて世界を治めたと言うのが、16花弁のルーツらしい。

 

 

 

 

 

で、で、で、いよいよゴール。

水無神社へ到着です!。

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こちらの御神体は位山と言う山なんですが、皆さんこの前、天皇が即位された時に、天皇が手に持たれていた笏木を思い出して下さい。

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あの笏木は、この水無神社の位山で採れた、イチイの木で造られた物。

そう言う掟が受け継がれてマス。

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戦時中、熱田神宮にある草薙の剣を、戦災から逃すため、避難したのもこちらの神社です。

 

 

 

立ち入りますと、すっごい硬派な雰囲気がビシビシ伝わります…。

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やべぇ…本物だ…。って感じ。(じゃオマエさっきのニセモノって言う気か?)

 

 

 

最近はあまたの御利益を謳って、商売気すら感じる神社も多い中、こちらはそんな賑わいは一切構わず、また隙もないって感じです。

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たまたま境内に私一人だけだったからかも知れないけど、あの空気には感動したな…。

 

 

 

 

元々は乗鞍岳の、標高が高い所で暮らしてた人々が、気候の寒冷化で山を下り、今の高山に宮村を作ったそうなのですが、飛騨の人々は何かを決める時に河原に集まったんだそうな。

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それが本当なら、そんな古代に民主主義がすでに成立してたんだから、日本人て凄いね…。

 

いつの間にか忘れ、やがて西洋から伝わったモノが正義と勘違いしてるけど、民主主義くらい先にコッチがやってたんだよ。

 

 

 

 

 

 

さ、長々お話ししましたが、高山市街に入り宿へ…。

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あ、こんな通りで写真撮りたかったので、もうひとカットどうぞ。

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久しぶりの長旅で身体がカチカチですから、家から持ってきた秘密兵器を…。

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山深き高山で今宵漂う「森の香り」は、いつもとひと味違うぜ…。

 

 

 

 

で、寝る前に酒場へくり出し、お世話になったあじ平さん。飛騨牛いただきました。

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翌日は東白川村ツチノコを捕まえに行く予定だったのですが、午後から雨予報の為に、最短距離で来た道を帰る事に…。

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絶対捕まえる自信はあるんだけど…今年もダメか…。

 

だってねぇ、捕まえて「じゃ帰る」ってワケにはいかんでしょうよ…。メディア対応とか色々あるし。

そんなんで足止めされてるウチにドシャ降りなんて嫌ですもん…。

 

 

 

 

そんな旅でした。

おしまい。