この夏、私はとある師匠の元へ入門し、尺八をはじめました。
この尺八はABS樹脂製ですが、
師匠曰く、3D解析で名器の特性を精巧に再現されていて、
コレが良く出来ているのだとか。
昔から「やってみたいな」とは思っていつつ、
なかなかキッカケを掴めずにいましたが、
ふとした機会に師匠と出会い、まぁ成り行きってやつで一念発起。
師匠は、私と同じく学生時代に管楽器を経験していたり、
以前はCBXに乗っていたり。(パクられたそうな・・・)
指導が古典だけではなく、やれトリルだタンギングだとか、
現代の楽典用語も用いてくれるので、とても学びやすい環境を作って頂いてる。
性根が怠け者のクズで、調子乗りのクソ野郎である私にとっては、
イチから人に物を習う時間と言うのは、
楽器だけでなく心の鍛錬にもなる気がします。
まーとにかくだね、子供の頃から時代劇を見て、
ちょっとあこがれてた虚無僧へ、これで一歩近づいたってワケだ。
宿場の隅で尺八吹きながら、仇が通りすがるのを待ったり。
主君から隠密の命を受けて、諸国を巡る事だって出来ちゃうのだ。
そして、今の時代は便利なもんで、ABS樹脂製で驚くどころか、
アマゾンでは「虚無僧法具セット」まで売っている。
そんなワケでお稽古に励む、このところであります。