どこにも行けない、手も足も出ないので、今日も思い出話です。
遠くムスリムの国では、皆が生涯に一度、聖地を目指すそうだ。
聖地メッカへの巡礼を果たした者は「ハッジ」と呼ばれ、
社会からも崇敬されるらしい…。
なるほど、人間生きながらにしてそう言う功徳を積むことが出来るなら、
私も一度、聖地を巡礼しておこうと思った旅のお話です。
メッカがムハンマドの生誕地であるならば、
私には「三河安城」がある。
そう、愛知県安城市は、私にとって神にも等しいこの方の生誕地なのであります。
山本正之先生…。
(知らない人はここまでにしといてくれ)
名古屋市長に「名古屋の国歌」と言わせた「燃えよ!ドラゴンズ」の生みの親であり、
幼き頃より、この方から授かった世界観で、
こんな下らないブログを書いてニヤニヤしている大人なった。
「ヒーローよりもコッチの方が楽しそうだな」と言う死生観を、
小さな私に与えられた偉人なのです。
…で、行って何するって?。
知るかそんな事。
(コッチが知りたいわ)
まぁとにかく、当時話題だった、
ワケの分からぬラーメンも食べたいなと思い、いざ安城市へと家を出ました。
さて、前置きが長くなりましたが、そうしてはるばるやって来た「大岩亭」。
(やっとバイクの絵になったな)
…が、残念ながらスープ完売で、すでに閉まっており、
翌日は臨時休業と言う悪夢に襲われます。
まぁ…いざ食べるにしても、かなりレベル高そうなやつですが。
また行くかと言われるとビミョーね…(汗)。
これは後で気付くのですが、この「泥」みたいなスープは、
安城市の明治用水によって潤された大地を表しているのだと思う。
江戸期までただの荒れ野が広がるだけの安城が、
当時画期的であった用水路の整備と、あまたの農業改革でジャパンドリームを実現する。
当時農業先進国だったデンマークに例えられ、
「日本のデンマーク」と、農業界から羨望の眼差しを受けた歴史があるのだ。
その明治用水が今でも現役バリバリと言うのも凄いですが、
明治用水の整備に身を捧げた地元の勇士が、
神として祀られているので、
お参りをしたいなと、その神社へ。
この国では偉い事をすると神になれるなんて、
一神教の国からすると、信じられない事だろうね。
もしも私が愛知県知事になったら、次は正之神社だな…。
そう誓った旅路でありました。
…いえ、先生まだご存命ですが(汗)。