関越道高坂SAより皆さんこんにちは。
久々の関越道→上信越道で浮かれております。
世の中どいつもこいつもグズグズと、白黒ハッキリしないから、
こんなバカがウロウロする羽目になると言うお話です。
(給付金は大臣の望み通りすぐに使い切ってやったわ)
ホントは中央道経由して、山中の展望路より北アルプスを眺めたり、
帰路は渋峠から草津へ抜け、嬬恋パノラマラインなんか走ろうかとも思ったのですが、
どうも山の天気がイマイチだったので(海抜2000m級の峠越えは寒いし)、
高速路メインでシンプルに、目的地だけ目指す事にしました。
ロンツーは久しぶりでしたから、あまり疲れない様にひるんだな(笑)。
帰った翌日仕事あるし、こんなご時世ですからバカなりに体調も考えた・・・。
で、ほどなくして横川SA。
碓氷の山を越えるなら、これを食べなきゃいけません。
駅弁界のスーパースターですね(バイクだけど)。
ごちそうさまでした。
実はこの時点でまだ「上田から菅平あたりに登ろうかな」と迷ってて。
ちょっと天気とルートの確認に、次のPAに寄ったら、
さっきの横川SAに、帽子忘れて来たのを気付きます・・・。
仕方なく高原路は諦めて高速を降り、成り行きでやって来たライコランド。
河童だって頭のお皿が乾いたら死んじゃうでしょ。
うすらハゲ+丸坊主も、この炎天下は帽子ないとキツいからね。
なんだかクールなキャップを手に入れましたが、とんだ散財になった(泣)。
(宿代よりコイツの方が高かったからな)
ま、しかしこうなったら気分を変えて、国道を走りながらプラプラ向かう事に。
どこに寄るってわけじゃなくとも、知らない街の生活感を感じながら進むのは楽しい。
左に見えているのは「エステティックサロン 須坂みなみ」
いきなり名乗られても、どこの誰だか知らない。
そうして陽も傾く頃に着きました、山ノ内町。
真冬に猿が温泉に浸かるので有名な辺りですね。
ここにある弥勒石仏を拝見したいと、かねてからの想いが叶いました。
石段の上にお堂があります。
扉が閉まっているのは、猿がいたずらするのを防ぐためで、
誰でも開けて入れる様にはなってました。
こちらの弥勒石仏は、平安後期の作で、作者が記された石仏としては信濃最古。
身体は地中に埋まっているので、全体像は未知ですが、
地面に刺さる事で、地震や厄災など、この世の災難を防いているそうな。
そして、このお姿を地上に現すと世界が滅ぶと伝えられる石仏なのです。
しかし、驚くのはここからで。
この弥勒石仏、なんとこのお堂がピタリと、海抜666mに建っている。
(弥勒→ミロク→666)
平安後期のまだ「メートル」なんてない時代に、こんな偶然あるのでしょうか・・・。
そして信じられない事に、この後、酒場で話した地元の方々が、
「え、そんなのあるの?」
って誰も知らなかった事・・・(灯台下暗しってやつ)。
「知らずにうっかり掘り起こす奴なんていたら、とんでもない事になりますよ」
「世界が滅ぶんですよ、この町はとんでもないモノ背負ってるんですよ」
と、しっかり言い聞かせておいた。
この夜は温泉街で湯に浸かってね、素泊まりだから飯食いに酒場へ行って、
「こんな時期にすみません」と平謝りした上で、
地元の方々と、今の騒動や温泉街の近況について、たくさん意見を交わせて頂いた。
で、私個人として思ったのは「GO TOナンチャラはやるべきだ」って事。
ニュースで見る様な都心やその郊外は、
遊ぶか否かに関わらず、通勤や生活でたくさんの人が往来しますけど、
地方には、よそから人が来なければ、街に明かり一つも灯らない様な所は多い。
そんな所でテイクアウトだナンだと言っても、観光客を除いたら、
ジジィとババァしか住んでない様なトコじゃ焼け石に水よ。
仮にね、それは我が身にも降りかかる事を含めてね、
例え1万人死んだって国は傾きゃしない。
それを1千や2千の犠牲で言い訳する為にこんな事してたら、
病気じゃない奴まで死んじまうぞ。
もちろん私だって仕事は滅茶苦茶だし、お先真っ暗なんだ。
(もうやぶれかぶれでここまで来てんだぞ)
旅をするにはマナーが要る。
節度を持って行動すれば、もうそれ以上も以下もないんだと思う。
そんな事を感じた、温泉街の夜でした。
(みなさんお元気で・・・)
で、夜は明け翌日は松代へ。
松代は2度目で、城下風情の残る良い街なのですが、
前回は時間の都合で立ち寄れなかた皆神山へ。
ピラミッド神社をお参りして帰路へ着く事に。
あーだいぶ案内版の字がかすれて来ちゃってる・・・。
ここしっかり直して欲しい。
ま、でも今更ね、この山が世界最古のピラミッドで、
2〜3万年前に、神々が世界と宇宙を股に掛ける、
航空基地だった事を説明する必要はないでしょう。
かなりのビックネームも、この山についてお言葉を残されてますね。
今、皆神山ではワイン造りに励んでいて、ピラミッド参道にぶどう畑が出来ていた。
もしかしたら近く、この山の底知れぬピラミッドパワーを宿したワインを、
口にする事が出来るのかもしれない・・・。
そんな事を楽しみに、帰路に着いたのでした。
しかし、暑かったね。