さて、からすカァで夜が明けて、
翌朝、羽咋へ向かうべく8号線を疾走。
どうだい、この雲ひとつない空。
絶好のUFO日和だな。
日頃の行いは宇宙人も見てるってこったい。
もうこの時点で、山の上に何が見えてもおかしくない距離なので、
緊張感を持って進む・・・。
こちらからは見えなくても、向こうからは見えてる可能性あるからね。
そして羽咋へ抜ける山間地域で「熊無」と言う地名と出会う。
はて、おかしい・・・。
能登半島のこんなに緑豊かな所で、「熊が無い」と言うのはどう言う事だろう。
はは〜ん。
カンの鋭い方はもうお分かりでしょう・・・そうです。
ベアーミューティレーションさ。
一般的には牛がさらわれる、キャトルミューティレーションが有名だけど、
世界では他の動物が被害に合うケースもある。
そして残念だが、ヒューマンミューティレーションと言うのも報告されている。
一説には、哺乳動物の生き血から、
宇宙人が何かを培養しているのではないかと言う話を聞いた事がある。
つまりこの辺りでは熊がさらわれて、
熊が出ないから「熊無」と伝えられたんだろう。
そしていよいよ羽咋市に入った。
で、進んで行くと、とても棚田が綺麗な集落に出た。
ここは神小原(みこはら)地区と言って、
世界農業遺産にも登録されている地域で、
こちらで収穫された神子原米はローマ法王にも献上されたそうな。
お分かりですよね・・・。
なぜ「神子原」か、言うまでもありませんな。
その昔に「あれは神の子に違いない」と、
人々に思わせる様な何者かが、
この地へ天から降り立った証なのだと思う。
キテるな・・・これはキテるぞ。(お前がな)
そして羽咋市街へ入り、お好み焼き「ruru」さんで腹ごしらえ。
見事なアダムスキー型をしておりますね。
コクピット部はハンバーグと目玉焼きで、ご飯との相性もバッチリ。
そして羽咋・眉丈山上空をしばし観察する。
来いよ・・・。
さぁ来いってばよ。
・・・まぁ、いいか。
キリがないので先に進もう。
そしてやって来た、アイツが働くと言う、コスモアイル羽咋。
展示物には定評ありますが、やはり興奮したのはこれでしたね。
「地球は青かった」でお馴染み、ガガーリンが実際に乗ったやつです。
帰還時に大気圏の再突入で燃えた機体がそのままの状態で展示してあります。
そして私は受付へ向かい聞いてみた。
(さぁ、いよいよコンタクティーの仲間入りだぜ)
「あの・・・サンダー君はどこですか?」
「あ、サンダーは今日お休みなのよ」
「え・・・」
あんのヤロー・・・。
ナン億光年も向こうから「時空を超えて」飛んで来た奴が、シフトで働いてんじゃねーよ!。
宇宙人がなに縛られてんだよ!。
だがな、サンダーよ。
矢追純一で育った大人を見くびるなよ。
今日ここへ来て、お前が住んでる家は、
もう突き止めてあるんだぜ・・・。
絶対ここだ。いかにもここだ。
どうだこのやろー。
それにお前チャリ通勤だろ。距離的に。
先生・・・。
どうやらコンタクティーへの夢は叶いそうにありません。
やはり貴方の背中は遠かった・・・。
追いかけ続けたその背中へ近づくのに、
私の様な凡人では、まだまだ修行が足りぬ様です。
ちきしょう・・・。
だいたいあの宇宙人よ、そんなに羽咋でUFOが出るって言うなら、
飛んで来たやつ乗って帰りゃいーじゃねーかよ。
本気で帰る気ねーだろ。
けど宇宙人が、グレイやリトルグリーンマンだけと思ったら間違いで、
レプティリアンやプレアデス系の宇宙人みたいに、
人の姿で世間に紛れているのもいるからな。
羽咋ですれ違ったあんな人、こんな人が、
もしかするとそうだった可能性もある・・・。
まぁいいさ、気を取り直して進むさ。
実はこの先にもっとビックな目的があるんだ。
知ってるかい?石川県にはな、
モーゼの墓があるんだぜ。
今やオカルトファンのバイブルとも言う、かの竹内文書によると、
モーゼは石川県で十戒を授かり、エジプトで古代ユダヤの民をシナイ山へ導いた後、
再び石川県に戻り、583歳まで生きたって話だ。
さぁ着いたぜ、伝説の森モーゼパーク。
ここにモーゼが眠る墓があるらしい。
もういい、皆さん何も言うな。
オレだって言いたい事は山ほどあるが、
こう言う所まで来てイチャモンをつけるのは、紳士のする事ではない。
どんな物を見ても
「まじかよ!」
と、驚いてロマンに浸るのが『作法』と言うものなのだ。
それに紀元前の話を疑っても仕方ないだろ、今更見れるモンでもないんだから。
だったら信じて進んだ方がいい。
うっそうと茂る森をしばらく歩き、
かの賢者が眠るその墓前に立つ。
さぁ登ってみよう。
まじ・・・かよ。
あの・・・その、私、古代ユダヤ教と言うのはよく存じ上げませんが、
これはどう言う様式のお供え・・・なのでしょうか。
広いもんだな・・・世界ってやつは・・・。
まぁ・・・いいだろう。
だがしかし、このモーゼ伝説しかり、
淡路島のイスラエル遺跡しかり、
日本中に神社を作った秦氏が渡来人とされ、
日ユ同祖論と言うのがある様に、
私は何かしら、古代のユダヤ人が影響を残した事を否定していない。
ただそれが事実となると、
この国の成り立ちや、国体までがひっくり返ってしまう。
故にこれはタブーなのだ。
って言うかさ、翌日家帰ってみたら、
UFOを撮るどころか、
レンズキャップどこかに落として、なくしたし(涙)。
これもどこからか、
何者かから「これ以上近づくな」と言う警告だったのかも知れないな。
なんの実りもなかったが、
それでも「行ってみた」と言うだけで価値はある・・・様な、
気もする、羽咋の旅となりました。
さっさと富山に戻って地酒をあおり、翌日神奈川まで帰ったのでした。
書き切れないエピソードもありますが、
3日間の道中でお会いした、すべての方、また場合によっては宇宙人へ、
頂いた思い出に感謝を申し上げて、この旅日記を終わります。
ありがとうございました!。