このところの日記

Just put Bluelet

ある日の話

私は最近、BSで「呑み鉄本線日本旅」を見ながら、酒を飲むのが楽しみなのですが。

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ある日、その中で六角精児の歌声に心が揺れた…。

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かつてはとあるバンドのドラマーとして、わずかでもプロとして生きた時もありますが、自分はもう音楽になんて興味は持たないだろうと思っていたし、持つ気もなかった。

 

隣のヤツよりもっと、昨日よりもっと、まだ誰も知らない何かをもっと…と、競い、疲れ果てるのは、もうごめんだと思ってもいた。

 

 

 

 

 

 

もし、また興味が湧いたとしても、それは自然に出会えたら良い。

そんな事があるかも知れないし、無くてもよろしい。

それでいい。

 

 

 

 

そう思って、私はバイクで旅する事を選んだのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

が…しかし。

その出会いが、まさかこの男だったのは予想外だった…。

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とにかくナンだか真似してみたくなったのですが、我が家にギターはない。

 

で、カミさんにウクレレ持ってなかったっけ?」と聞いたのが事の発端でありました。(ちなみに数年前尺八に挑んだが挫折している…)

 

 

 

 

一人、カミさんのお古で、コードブックを開いたりスケールをなぞったりして、イチから練習していると、青春時代にバントを始めたばかりの頃を思い出し、淡い気持ちに浸りもする。

 

やがて、楽器屋へ足を踏み入れたのは前回の話。

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しかしそこは淡い空気を纏いながら物欲と言う悪魔が手招きをする、深い沼であった事はお話しの通り…。

 

とは言え楽器を選び、相棒を手にして帰る時の興奮と喜びに、忘れていた何かが呼び覚まされる様な気持ちにもなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

私が選んだのは、若い頃好きだったマーティン製のテナーウクレレ

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ネットをウロウロしているうちに見かけた、古い掛け時計の様な、マホガニー材のフィニッシュに一目惚れをしていて…。

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ふらりと立ち寄った店頭に、まさか2本も並んでいたのだから、悪魔と言うのは本当に恐ろしい。

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ハワイアンコア材の様な、カラリとした明るい音は出ませんが、私は別に、ハワイに興味はないので、ウォームなマホガニーの音が、今は好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが昨日、職場で。

 

 

 

 

 

 

 

 

〇〇さん、来月ね。

みんなで交代して夏休み作る計画あって、5日くらい連休作ろうと思うんですが、休みたい時期とかありますか?。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…おい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…おいおい。(聞いてないよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロンツー行けたじゃねーかよっ!

フェリーとか乗ったりしちゃってさ!

9月の終わりとかサイコーじゃん!

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もう金ないってばよ!

 

 

 

コイツのせいでな!(ウクレレに罪はありません)

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こうして今宵も、私のウクレレは哀しく響く…。

遠くで笑う悪魔の声を聞きながら…。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこのところであります。