このところの日記

Just put Bluelet

梅雨のロンツー能登周遊

からすカァで夜が明けて、いよいよ能登へ出発。

元来ソロ派の私は、久しぶりのB+comをひっぱり出して、

貴重なマスツーです。

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SENAと初のユニバ接続に成功

なんでも四国には「インカムの魔術師」と言うのがいるらしく、

そこで気分屋さんは魔術を習得してるらしい。

 

うろたえながらスマホで取説を見ようとする私からメットを取り上げ、

サッと何かをしてユニバーサル接続が完了。

Bluetoothって魔術で繋がるとは知りませんでした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

さて、結論から言おうか。

 

 

 

 

どうだこのやろー。

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千里浜なぎさドライブウェイ

晴れたぞちきしょーっ(涙)

あちょ!あちょ!あちょーっ!

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月曜朝の貸し切り状態

本来は左側通行で行き交うのですが、この有様で快走。

 

実を申せば、雨を覚悟していただけに、

やや雲は多くとも奇跡に感じる青空です。

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朝の時点でアタマおかしくなる

旅の日程をどらさんと相談してた時に、

ここを月曜に設定したのがハマりましたね。

 

 

ここはSSTRのゴールでも有名ですが、

その時は産卵時のカニみたいに、この浜がバイクで溢れるのだそうな。

いつかはそんな風情も見てみたいですね。

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能登瓦と海がいつまでも続く

美しく黒光りする能登瓦の漁村を抜けて、

海沿いの能登路をガンガン進む。

信号もなく、まー気持ちの良い事。

 

 

フェリーに乗って四国や北海道へ長旅もしましたけど、

陸路のみで雨風越えてやって来たと言う達成感がありました。

 

 

 

 

「バイク乗っててヨカッター!」と、目の前で叫ぶどらさん。

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この人叫んでます

その背中を見て、なんか「じ~ん」ときたせいか、

思わず黙ってしまったので、スベったみたいになってたな、あの人・・・。

(どらさんすみません、気持ちは同じです)

 

 

 

 

途中、定番のスポットにも立ち寄ってみる。

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世界一長いベンチ

このスケールをどうして良いのか分からず、

とりあえず寝そべっていますが、後で調べたところ、

これは「綺麗な海を少しでも多くの人に見てもらいたい」と言う、

地元の方の願いが込められているらしく、

寝転ぶタメのもんではなかった様です。

 

 

 

 

そして一行は輪島の市街地へ。

なかなかの雰囲気で、こちらでお昼を頂く事に。

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「ライダーを笑顔で迎えるまち輪島市」らしい

そしてがっつりと、能登半島を食らう!。

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思わず無口にすらなった

昨晩からとにかくおいしい甘エビ。

 

そして手前のはタコの頭のブツ切り。

「この辺りではタコぼうずって言うんですよ」と料理屋さんが教えてくれた時、

なぜ私を見てたのか、今でも少々ひっかかるが丸坊主+うすらハゲ)

やわらかい中に芯のある、しこしことした歯ごたえと、

噛むほどに湧いてくるうま味がたまらなかった。

 

 

そしてこちらはふぐの産地としても有名らしい。

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ふぐの白子ポン酢

朝の千里浜からすでに正気を失っている3人には、

もう麻薬にも匹敵するうまさの大革命。

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ふぐの白子焼

くせも臭みもまったくない、ふわっふわトロットロの焼き白子は、

相手がネパール人なら「お菓子だよ」と言っても絶対バレない逸品です。

 

大満足の昼飯でした。

 

普段は一人旅が好きだけど、食事の時ばかりは人と一緒がありがたいね。

 

 

 

そしてとうとう、ワタクシ念願の白米千枚田へたどり着く。

これまで来よう来ようと思いつつも、

遠くてなかなか来れなかった所です。

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白米千枚田

想像以上のスケールで、美しかったです。

当初は雨かも・・・って覚悟でしたので、晴れて見れたのは感激でした。

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指入ってるけど・・・

思えばそもそも、岐阜県がドコにあるか分からない人が、

半ば当てずっぽうに「のと!」と騒いだのがキッカケでここまで来たが、

一人では越えられない壁と言うのも、時にはあるもんだ。

 

考えてりゃいいってモンばかりじゃないね。

「迷わず行けよ、行けば分かるさ」ってやつだな。

 

貴重な機会を与えてくれた、高知組の2人に感謝ですな。

 

 

 

さて、そんな2人ともお別れの時がやってきます。

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道の駅氷見にてお別れ

この後私は富山泊、高知組は金沢に戻っての翌日帰りです。

 

ここでお別れにしたのは、

出来たら私が好きな立山連峰の景色を2人に見て欲しかったのですが、

雲で何も見えません・・・。

まぁこの時期ですから3000m級の山脈が雲に隠れるのは当然ですけど(汗)。

 

 

ですが、道の駅の展望台で「晴れたらこう見えますよ」ってパネルがあるので、

少しはスケールを感じて頂けたみたいで、

気分屋さんは「また来て見る!」と興奮しきりでした。

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晴れたらこうなる

・・・ま、「ちょっと盛ってるよな、この写真」って気がしたんですけど。

せっかく良い気分になってる様なので黙ったおいた。

(すまん気分屋さん)

 

 

 

かくして無事に能登周遊が終わりました。

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また逢う日まで by紀世彦

♪別れのそのワケは・・・まぁお互い遠いからだけなんだけど。

 

忙しい中、平日休みまでとって、

こんな海のモノとも山のモノとも分からない、

たこ坊主に会うべく600kmの道のりを越え、

1日お付き合い頂き、本当に、ホントにありがとうございました。

 

おかげさまで、令和初の長旅は、当家末代まで語り継がれるほどの、

良い思い出となりました!。

 

 

 

 

 

翌日の帰路は、どちらも派手な雨に遭遇しつつ走った様です。

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標高1300mで雨の山越え

毎年春に富山へ向かう時は、まだ冬季閉鎖安房峠を、

今回はトンネルを使わず越えてみようと思ったのですが、

この天候なので断念・・・。

(無理に走っても雲の中だしな)

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雨の安房峠

家に着く頃には、スライムにすら勝てる気がしないほどヘロヘロでしたが、

高知組も無事家路に着いた様でした。

 

3日でおよそ1300km。

お腹も胸もいっぱいのロングツーでした。

 

 

 

 

 

 

 

・・・さて、働くか(涙)。