このところの日記

Just put Bluelet

上山田アゲイン

しかし、あっついのぅ…。

 

出番だぜ、ショウエイ君よ。

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お天気が不安定なのは分かっちゃいるが、こう暑いと雨くらいこの際もう降ってくれって話だからね。

合羽持って出発だ…。

 

 

まずは松屋追浜店にて牛丼大盛りを…

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…く、食えない。

(朝飯食べる習慣なくて…起き抜けに大盛りは、あの…)

 

ま、ま、志は継いだぞ…気持ちだけ取っといてくれ、赤ニンジャおじさんよ…(汗)。

 

 

 

 

 

 

さて今回は、東山道を走ってみようと思い一路信濃へと向かっております。

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東山道とは6〜7世紀の律令制が成立した頃、朝廷が全国を、畿内と7つの地域(道)に分けたうちの、東国を東山道と言う。

そんでその名前が、そのまま官道にもなってて、中部地方を抜けて東北まで繋がっていたとか。

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江戸期に五街道が整備されると、信濃では多くのルートが中山道編入されるのですが、中山道化しなかった一部の朝廷オリジナル区間が未だ残っているそうな。

今回はその東山道保福寺峠を越えて、一昨年食い損ねたおしぼりうどんを、また上山田温泉へ食べに行こうと言うお話しです。

 

 

 

とにかく降ったり止んだり、合羽を着たり脱いだりして長野道梓川SAまで。

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そこで雨も一度止んで、スマートICで国道へ降りて進む。

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雨雲レーダーを見て、いけそうだとは踏んでましたが、とにかく峠越えさえ降らないでいてくれたら御の字と言う事で。

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ここから国道をそれてこれより峠へ向かう。

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峠までの集落はとても静かで、沢と用水路を流れる水の音に心が和みます…。

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そしていよいよ保福寺峠へ。

登るやいなや道は狭くなり、旧道っぷりを見せつけられます。

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冬季は閉鎖される様なので、生活路になっていると言う様子も感じません。

 

登り切ると広場があって、何やら味のある古めかしい看板が…。

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リアル保福寺峠は、ここから1kmほと歩いた所になると言う。

その旧道を少し覗いてみましたが、まぁ昔はこんな程度の道筋だったのでしょう…。

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なんでも東山道は30里ごとに駅が整備してあって、馬を10頭スタンバイしてたそうな。

官人は馬で越えたんでしょうけど、雪深い所だから、馬でも季節によっちゃ大変な道中だったろうね。

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で、また、ろくに通った事もない様な奴が。

 

「悪いんだけどこの木簡さ、陸奥国府まで頼むわ」

なんて軽く言って、周りから恨みを買ったんだろうな…。

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「ざけんなよ!今から陸奥までって、もう雪だろあっち!」

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「仕方ないよアイツ、木曽から先知らねぇもん…」

とかな。

 

 

歴代の松本藩主は参勤交代の際、諏訪へ向かわず、あくまでこの保福寺峠を越えて中山道に入ったそうな。

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「…は?和田峠ってナニよ」

と言う、中山道から外れた松本藩の恨みは深かったんだろう…。

 

 

 

動画は常にブレて、舗装路と言うより硬いダートですね。

アスファルトの穴は砂利で埋めてあり、野生のリスが歩いていたり、1〜2速でひたすらノロノロ下る…。

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そしてスリッパークラッチの有り難みが骨身に染みました…。(これがだいぶ楽で)

 

 

 

 

さてそうして峠を越えますと、そこは青木村

こちらで立ち寄りたかったのがココ。

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五島慶太未来創造館ってやつ。

 

こちらは東急の創始者五島慶太氏が生誕した村です。

生誕からの様々な偉業が資料展示されてます。

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まぁ…私が語るまでもない偉人ですが。

 

箱根山や渋谷だけにあらず、地元長野への支援にも熱心だった様で、飯山線国鉄化して救ったり、軽井沢で相変わらず堤康次郎とケンカしたり…。

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私ゃ西武線秩父の山を越えていたら、この国は内戦になってたと思いますね。

 

 

 

併設されてる民俗資料館も面白く。青木村に残っていた古い物が手当たり次第に集めてあります。

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この際古けりゃ何でも良いって言う徹底っぷりが素晴らしい。

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まぁ…確かにリヤカーって最近見なくなったが…。

 

 

 

何故かバンバン50も…。(たまたま所有者が村の方と言うだけで)

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懐かしいのは確かだ…。

 

 

ノンジャンルなので、来る方それぞれが、何か懐かしい物を見つけられると思います。

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私はコレでしたね。

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子供の頃、初めて見たのコレだったな。

ベアリングがショボくて、ガーガーうるさくて仕方ないやつ。

 

 

 

そんなこんなで楽しんで、やって来ました、戸倉上山田温泉

この街もなかなかのブルースっぷりであります。

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ただね、知る人ぞ知るってヤツで、こちらはちょっとギラギラしたトコありますからね…。

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ま、そう言うのが好きで訪れる人もいるんでしょうからいいんだけど、私は湯田中の方が好きかなぁ…。

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いくらか近くて、距離はちょうど良いんですけどね。

 

 

さてさて、ではお待ちかねのおしぼりうどんです。

宿の近くにあるこちら、古炉奈さん。

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まぁ…読み仮名書きづらいんだけど、ここ数年はバツの悪い思いもしたんだろうな…。

 

 

で、いただくのがこちら。

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死ぬほど辛いネズミ大根を下ろした搾り汁に、味噌をといてすする郷土料理です。

「すする」と言っても気を付けないと、辛くてむせます。

 

 

私は美味かったですよ。

元々大根おろし好きだし。

 

ただ、食べ終わった大根汁を水で薄めて飲むとオカミさんが言うからやってみたら、数分後に胃が爆発するんじゃないかと言う…。

すぐ宿に戻って、しばらく悶えてました。

ビギナーには注意が要る美味さでしたね。

 

 

 

 

 

 

翌日は予想以上にお天気悪くて、予定してた行程は取りやめて、宿から直帰。

お天気は前回がアタリを引いたから、こうしてトントンになる様に出来ているんだろう…。

炎天下でも困ったろうしね。

 

 

帰りに行きそびれた所は、また近々行くとします。

 

 

そんな信濃路でありました。