このところの日記

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富山へ2023(後編)

あれは何年前か…。

Yahoo!ブログの閉鎖で、皆が難民として散り散りになる際に交わしたやり取りの中で、私とどらさんが同じさだ信者である事を知った。

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信仰心に厚いこの2人は、どこかでさだ祭りをしようとするのですが、色々な成り行きでぶんちゃんを含め3人で能登周遊になったのが、もう4年前になる。(このブログの最初の頃に記事がある)

 

 

そんな時とコロナ禍を経て、魚津で今、再会の時が来たのだ…。

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会うなりウコンの力を手渡され、宴は始まる。

この国で酔った高知県民ほど恐ろしいモノはない。

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まぁとにかく皆、道中無事に会えて良かった。

今宵は白エビ、白エビなのだ。

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富山湾の宝石であります。

あの時、能登帰りに私が無理矢理買わせたのですが、大いに気に入って頂き、今回はコレを目当てに集まったと言っても過言ではありません。

 

生だけにあらず、揚げても抜群の破壊力であります。

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そしてホタルイカは言うに及ばず、幻魚(げんげ)のから揚げも美味かった。

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ぶんちゃんも、この日初めてお会いするかとちゃんにも喜んで頂き、そろそろお開きかと言う頃。

その高知県民が本領を発揮する。

 

 

 

 

つーさん、あそこにカラオケがありますきー。

 

 

 

 

 

と、遠く魚津の地でさだ祭りが始まるのだ。

ふふ…私だってもしもに備えて、来る道中に歌って来たわ。(ひとりだから高速ヒマだし)

 

 

こうして残り2人を巻き込み、50過ぎのオッサンが互いにさだまさしの名曲を歌い紡ぐ、謎の儀式が深夜まで続けられたのでした。

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良い酒だった…。

いやぁ…久しぶりに飲んだ飲んだw。

 

 

 

そして一夜開けて、この日はまず黒部市内を周遊する。

まだどうにかお天気ももってくれていた。

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この地はかとちゃんと、どらさんが愛読する小説の舞台で、その聖地を巡りたいとリクエストを聞いていたので、事前に調べてご案内しました。

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まぁ、私もこの辺りを走るのは初めてで、小説を読んだワケでもないのですが。

アッチかな、コッチかな?あったー!なんて話して進むのは、日がな1人でばかりいる自分には久しぶりの事でもありました。

 

 

 

そしてやって来た入善駅

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ここで小説の場所は終わりだな…後はお土産を買うから…えぇと…と考えていると。

 

入善もいいけど、西入善駅やきー!と、声が聞こえる。

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…え?。

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…西ってナニよ。

 

 

と思いつつ、慌てて調べ直し向かう西入善駅

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何もない無人駅でしたけど、観光地とはまた違う、その土地の生活感を感じて進む道中は楽しかったですね。

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こうして聖地巡礼を終えて、ここでお土産を買いましょうとやって来た魚の駅。

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しかしここが罪なのは来てみると、とれたて館できたて館が2つ並んでいる…。

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みなさん…この後は山に入り、イワナの握り寿司を食べる予定ですが、あのできたて館に入る勇気がありますか…?。

 

入ったら最後。

無事では戻って来れないと思いますが…。

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嫌な予感と言うのは当たるモノで。

まんまと富山湾の蟹を食らう…。(数量限定で地元の方も開店前から並んでいた)

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飲まずとも、顔を近づけるだけで風味を感じるほどのカニ汁は、もはや麻薬に近い。

 

この後、山へ向かうべく走り出したどらさんが、そう言えば富山に来て、まだ米を食ってないなぁ…と、米の存在を忘れるほどのインパクトであるカニ丼でした。

 

 

 

かくして黒部市を後に、皆さんをお連れした五箇山の菅沼集落。

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土曜日ですから、どうせ白川郷は人でごった返してるだろうと思いコチラに。

 

野鳥の鳴き声と、用水路を流れる清水の音だけが集落に響きます…。

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まぁ…こうなると川魚も気になってくるわな。

まだ食える!余裕!とぶんちゃんは食う気満々でいる。

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この風情を肌で感じたら、この地のごちそうは知りたくなって当然だ…。

何より女の食い気を裏切ると後が怖い。

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以前たまたま1人で立ち寄って知り、2度目の来店でしたが、やっぱり美味かったイワナの握り。

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そしてかとちゃんに教えてもらった五箇山豆腐も美味い。

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タラの芽も香りが高く、山のごちそうを楽しみました。

 

 

普段は気ままに一人で放浪をエンジョイしている私ですが、やはり食事の時ばかりは皆と食べた方が美味しい。

ここぞとばかり食い倒した。

お付き合い頂き感謝です。

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そしてこの後はとうとう雨が降り出した。

雨足も強い…。

 

ホントは山路をのんびり進みたい所でしたが、東海北陸道へ登り、一気に岐阜の宿へ向かいました。

 

 

 

 

そして、この旅最後の宴は中京飯でシメる事に。

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ここ岐阜市はあの山ちゃん生誕の地。

そんな聖地で頂くのはもちろんコレさ。

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久しぶりに食べたけど、やっぱ美味いね。

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こうして2日目が終わったのでした…。

 

 

 

 

 

3日目の朝。

分かってはいたが岐阜に冷たい雨が落ちる。

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みなさんありがとう。

またいつかお会いする機会が訪れると、思いを噛みしめながら生きてみます、私なりに…。

 

 

 

 

宿を出て、一宮ICでお別れをした。

 

ひとりぼっちは慣れていたハズだけど、ふと昨夜までの宴を思い出したりもする…。

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そばかすなんて気にしない、鼻ペチャだって手術済み。

そう気を取り直しいつもの道中に戻り、そこから家まではずっと雨の中をひた走る。

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途中何度か豪雨で足止めをくらい、家に着く頃にはゴアテックスのジュースが限界を超えて浸水してた。

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まぁ…こんなもんさ。

あれほど楽しい思いをしたのだ。

快楽には代償が付き物って事だろう。

 

 

ずいぶん贅沢もしたし…あまり気は進まないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…働くか。

 

 

 

そんなこのところであります。